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商学科の授業紹介

経営情報系

経営系

「経営管理論」
吉村 典久

担当:吉村 典久

「経営管理」なる概念は、様々に定義づけがなされます。「経営学検定(マネジメント検定)」の公式テキストによれば、「経営を管理する」及び「経営と管理」という意味の二重性を持つ概念であるとされます。前者は、企業に代表される組織体の管理を指します。後者は、企業などにいる経営者や管理者が仕事、職能として経営あるいは管理を実践することを指すとされます。この授業では、上記の諸側面に関わる諸概念についての学びを深めることを目指していきます。諸概念の学びを深めるために、企業経営の現場の事例と諸概念の対応関係を丁寧に説明していきます。

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「経営史」
中瀬 哲史

担当:中瀬 哲史

まずは企業経営の今日的な課題を把握し、過去の経営活動を理解できることを目指します。それによって、現代的な企業経営のテーマについて、その歴史的な視点をもちうることができ、深く理解できるものと考えます。

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「人的資源管理論」
王 亦軒

担当:王 亦軒

近年、IT & DT技術の急速発展に伴い、企業の競争はより激しくなっている。そこで、企業における人材が重要となり、そのマネジメントの仕方も大きく変化しつつある。例えば、日本における大きな人事課題の一つとして「次世代経営人材の育成」が挙げられている。従来従業員の成長は企業側から一方的に押しつけられるケースが多く見られたが、今後、成長の主導権は、従業員本人に移す流れが生じ始めている。また、人事評価の方法として人工知能を活用し、従業員に関する個人データを分析し、評価をより「客観的に」しようとする動きも見られる。今後、企業は新たな方法で人材と向き合う必要があり、競争環境に適応しなければならない。本講義では、そうした背景において、人的資源管理に関する基礎概念及び課題を具体的な事例で説明する。そして、日本企業における人的資源管理の課題を学生と共に考える。

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「経営財務論」
テキ 林瑜

担当:テキ 林瑜

企業はヒト(労務)、モノ(生産と販売)とカネ(財務)の管理で成り立っている。この講義はカネの管理を勉強することは目的だが、一言カネといっても、その内容は多岐にわたっている。一つ目は、資金をどこに、どれだけ投資するかの問題である。二つ目は、投資や生産に必要な資金をどこから、どういう形で調達するかの問題である。三つ目は、企業は資本市場で投資家にどのように見られているかの問題である。この三つの問題、すなわち投資の問題、資金調達の問題と企業評価の問題を勉強することは、本講義の主な目的である。

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「経営戦略論」
山田 仁一郎

担当:山田 仁一郎

この科目では、経営戦略理論を学びます。経営戦略の理論は、企業がおかれた状況(環境と自社の能力)を知り、そこから課題を発見するための道具です。様々な理論の内容に加え、それらが導かれた背景や応用例などを知ることで、企業だけではなく受講者の皆さんが自らをみつめ、分析し、抱えている問題の解決につながるような能力を涵養することを大きな目的として掲げます。ビジネスパーソンが用いる、基本的な“経営語(ビジネスターム”を修得してもらいます。特に、イノベーションや大学発ベンチャーなど、近年の企業の問題を取り扱います。

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経営情報系

「経営統計論」
高田 輝子

担当:高田 輝子

統計的データ解析は、与えられたデータの背後にある事柄の規則性あるいは傾向を発見しようとするものであり、企業経営、景気判断、政策判断といった様々な問題における意思決定の上で不可欠なものとなっています。現在ではコンピュータや統計ソフトの普及により、かなり高度な統計分析も簡単に行えるようになりましたが、分析結果が何を意味するかを判断し、実際の問題解決に役立てる為には、統計学の基本的な概念を学ぶ必要があります。 本講義の目標は、統計学の基本的な概念を理解し、実際のデータを用いて経済・経営の基礎的分析を行えるようになることです。データの統計的性質や抽象的統計概念は、視覚的な説明により直感的理解をサポートします。

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国際ビジネス系

「国際戦略提携論」
石井 真一

担当:石井 真一

競争の激化や企業活動の国際化など、企業をとりまく経営環境は厳しさを増しています。一方で、企業はもはや単独ですべての事業活動を実施することは困難になっています。このような競争環境のもと、外部企業との協働である戦略提携は、競争優位の獲得や、優位性のあるビジネスシステムの構築において、重要な意味をもつようになってきています。この講義では、国際戦略提携にかんする理論と諸問題について、実態に即しながら概説します。

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「国際金融論」
神野 光指郎

担当:神野 光指郎

国際金融システムにおける非対称性が世界経済に与える影響を考察するための論点を提示します。従来の貨幣に注目するアプローチとは違い、金融機関の活動に注目することで、国際金融システム(国際通貨体制)の働きについての理解を深めます。

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「貿易論」
高橋 信弘

担当:高橋 信弘

なぜ貿易が起こるのか、貿易は一国の経済にどう影響を与えるのか、貿易政策はどんな効果があるのか、などについて考察する。そのため、貿易に関する理論を順次説明する。その理論は、ときには抽象的な概念を使い、その概念をつかって現実を理解しようとするものである。商学部の多くの講義では、一企業の経営というミクロの観点から、企業や社会の動きを考察する。一方、本講義では、一国経済というマクロの視点から経済の動きを考察する。

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産業系

「技術論」
田口 直樹

担当:田口 直樹

技術論という学問は、諸産業の生産技術に着目し当該産業の競争優位、技術力、技術的課題・問題点等を明らかにしていくことを主な内容としている。天然資源の乏しい日本は技術立国として国際社会における地位を築いている。グローバル競争が激化している今日においても、如何に技術立国として社会を展望するかということが将来的にも課題である。この授業では、日本の機械工業・製造業に着目して、その産業競争力を産業技術関連から明らかにし、今後のグローバル時代における日本の産業の課題について明らかにしていく。

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「産業史」
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担当:牧 良明

自動車は、ヨーロッパで誕生し、アメリカで一大産業として成長して以降、資本主義社会を牽引する強大な産業となった。自動車産業の発展は、第二次世界大戦前後のアメリカ経済の強靭さの源であり、また、戦後日本の復興・高度成長の中心にあったのも、自動車産業であった。そして、その自動車産業は今世界的に「100年に1度」とも言われる大きな変化に直面している。本講義では、こうした自動車産業の歴史を捉える中から、現在の、とりわけ日本企業が抱える課題に関して考えたい。

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「産業統計論」
藤井 輝明

担当:藤井 輝明

統計を利用する基礎的素養を身に付けるとともに、特に、産業構造、景気動向などについての統計資料から事実を発見する基礎的方法を習得するのが課題となる。授業では、さまざまな具体例を取り上げることで、リスクが不確実性に起因すること、リスクコントロールを他のリスク管理の手段と比較しながら理解すること、リスクの中で意志決定する際の問題点などを考えられるようにする。また、実際に統計を利用して分析する力をつけることを重視し、計算に応用できることを示す。

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「環境論」
除本 理史

担当:除本 理史

環境問題へのアプローチにはさまざまな方法がありますが、本講義では、政治経済学的な方法を採用します。具体的な公害・環境問題を事例として取り上げ、主に被害の社会経済的構造と解決策について、考えていきます。

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金融・流通系

「証券市場論」
宮川 壽夫

担当:宮川 壽夫

証券市場のワンダーランドへようこそ!企業が事業を行うためにまず必要なのはおカネです。おカネは株主が資本として出資するか、債権者が負債として融資するか、そのいずれかしかありません。そして、そのいずれもが証券市場というワンダーランドを通じて調達されます。したがって証券市場の知識がなければ企業の経営は成り立ちません。本講義は金融制度を学ぶ講義ではありません。企業はどのようにして資金を調達するのか、株主と債権者はどのようにして命の次に大事なおカネを企業に出資するのか、そんなワンダーランドの謎を株式と債券の価値という観点から解き明かします。経営者が証券市場を活用して企業の成長を目指すために必要な知識、証券市場における価値の形成、出資者にとってのリスクとリターン、資金調達方法等をコーポレートファイナンス理論に基づいて検討します。

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「マーケティング経済論」
田村 晃二

担当:田村 晃二

企業のマーケティング活動は「市場における企業同士の競争」を抜きにして語れませんが、競争の理論的な基礎といえば産業組織論(応用ミクロ経済学)と競争戦略論という二つの分野が外せません。近年、この二つの分野とマーケティング論とを橋渡しするような動きがみられつつあります。いわゆる経営の経済学(ビジネス・エコノミクス)とよばれる分野がそれです。この授業では、それら経営の経済学のなかで、特にマーケティング競争を分析していく上で必要となるゲーム理論を用いた一連の枠組みを中心に解説していきます。

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「消費者行動論」
圓丸

担当:圓丸 哲麻

近年、市場の飽和化や企業間の競争激化、更にグローバル化を背景として、ますます製品・サービスが売れにくくなっています。消費者の需要も多様化・個性化し、従来のマーケティング・ミックスだけでは、様々な需要を持つ消費者を満足させ、顧客獲得し維持することが難しくなってきました。そこで、重要視されるようになったアプローチこそ、「消費者理解」のマーケティングです。本講義では、現在のマーケティングの課題を提示すると共に、実務のマーケティング活動においてどのような消費者行動の概念が役立っているのかを学びます。

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会計系

「財務会計論」
浅野 信博

担当:浅野 信博

会計学には、大きくわけて、財務会計分野と管理会計分野が存在する。財務会計はわが国の会計制度を学ぶ制度会計を包含するが、本講義では制度会計の枠組みを超えて、特にコーポレートガバナンスの観点から財務会計について理論的な観点から学ぶことを目的とする。

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「企業評価論」
石川 博行

担当:石川 博行

財務諸表は企業情報の宝庫である。企業を取り巻く利害関係者は、公表された財務諸表データを用いて様々な経済的意思決定を行っている。本講義では、財務諸表を利用する株主や債権者の立場から、企業の収益性やリスクの程度等の企業特性を評価するための手法、並びに最新の企業評価モデルとその実践的活用法、さらに企業の配当政策が企業価値にどのような影響を及ぼしているのか等について学習する。

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「管理会計論」
卜 志強

担当:卜 志強

管理会計は、経営管理のための会計であり、企業や非営利組織、政府行政機関および地方自治体行政組織などあらゆる組織の管理・運営に役立つ学問である。したがって、管理会計の知識は、商学部の学生にとって必要不可欠な知識である。本講義では、管理会計の基礎知識の習得を目標として、管理会計の基礎理論・技法を中心に講義を進めていく。まず、管理会計の意義、概念や方法など、管理会計の基礎を解説する。そして、経営計画とコントロールのための会計を取り上げる。さらに経営意思決定のための会計について解説する。最後に経営戦略の策定と実行のための会計について紹介する。

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「国際会計論」
小形 健介

担当:小形 健介

市場のグローバル化が進む現代社会では、会計制度の国際化が進展している。その中心的役割を担っているのが、国際財務報告基準(IFRS)を作成する国際会計基準審議会(IASB)である。本講義では、IFRSに関して次の3つの観点から検討していく。すなわち、(1)IFRS登場の背景とその確立課程(なぜ多様性が存在するか、なぜそれを統合させる必要があるのか)、(2)IFRSの中心的な内容、(3)IFRSのわが国に及ぼす影響およびわが国の動向、である。

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