・食事の時は、手を合わせて、「いただきます」と言いましょう。
・最低20分前には到着しましょう（心にゆとりができます。電車が少々遅れても大丈夫です。）
・大学内で学外からのお客様とすれ違うときは、あいさつをしましょう。

市大入学＝人生安泰と思ってはいけません。入学してからようやく人生が始まると考えてください。AI、IoTなどの急激な技術発展により企業と社会は、今後更に大きく変わっていきます。「今日就職した有名な大企業でも明日には倒産してしまう」というような危機感を常に持ってください。その危機を感知・対処できるよう大学でさまざまな「人」と「場」から学び、独立思考及び終身学習能力を鍛えてほしいです。皆さんの大志をサポートできるよう私もまた皆さんから学び、「師弟同行」できたらと考えています。

21世紀はアジアの時代といわれているが、アジアに関心を持ってください。

自分を狭い枠の中に押し込んだり、自分で限界を設定したりしていませんか。世界中を旅してみてください。自分の世界を10倍広げ、新しい自分を発見してみてください。友人、知人を沢山作って下さい。貴方の親友になる人は、日本人とは限らないはずです。そして学生時代に貴方自身のものの見方、豊かな感性を作って下さい。そんな貴方を日本社会、そして世界はほってはおかないはずです。

次の2つができるようになると、エエですね。
①冷たい分析と温かい対応
②ゆっくり急ぐ
それって何？　どうやったら出来るんやろう？
それは、この商学部の学びの中で、根気よく考えてみてください。
しかし、考えるだけでは足りないです。
考え抜いた上で、やってみなはれ。
やらな、解らしまへんで。

ビジネスには想像力（imagination）と創造力（creativity）の2つの「そうぞう力」が必要です。そのためには遊びも大切。有意義なキャンパスライフを送ってください。

大学時代は、是非、何かに打ち込んでみて下さい。自分の将来の方向性が定まらない人も、少しでもおもしろそうだと思うことから、まずは始めてみて下さい。何事も深く取り組んでみてこそ、その真価がわかるものです。そして深く掘り下げるためには、より幅広い識見が必要とされることに気づくでしょう。それが自分に合っていないときは、どちらの方向に軌道修正すべきかについてもわかってくるはずです。表面的な印象だけで選り好みするのではなく、行動によって、生涯を賭けるに値するものを選び取って下さい。

勉強は、自分への投資である。目先のバイトによる小銭稼ぎと自分の将来への投資をバランスよく両立できる人は、人生の勝者になる。

是非、大阪市立大学の大学生活を満喫してください。そのためには、しっかりとしたクラブ、サークルに入部し（現在の大阪市立大学であればどのクラブ、サークルもしっかりとしているでしょう）、専門ゼミナールに所属する必要があります。なぜなら、そこで「仲間」と出会えるからです（その仲間には教員も含まれます）。学生生活で結んだ友人関係は基本的には利害関係がありません。だから、社会に出てからの人生において、重要な意味を持つのです。さあ、一緒に大阪市立大学の学生生活を盛り立てていきましょう。

大学時代に多様な経験を積み、社会の中核的人材として活躍されることを期待しています。自分の可能性を自覚し、日々の努力を積み重ねましょう。

"Participating means accepting the challenge and consciously taking part in your own life. Since you have to participate anyway, why not do it consciously?" Keith Jarrett (liner notes from CD Bregenz-Lausanne)：参加することは挑戦すること。そして自分の人生に意識的に関わること。どうせ参加するのなら、本気でやってみたらいいじゃないか。

4年間のなかで、多くの知識を習得するとともに、様々な経験や他者との交流を積み重ねることによって「ストリートスマート」たる人材となる基礎を作り上げて下さい。

大学では物事に対する様々な見方を学び取ります。見方の違いを察知したうえ、なぜ違うか、どちらが正しいかを問いかけながら思索を深めていけば、思考力が伸び、視野が広がっていきます。