商学部の学生の皆様に申し上げたいことは、大学における4年間は社会へと続く階段の踊り場であるということです。この踊り場にいる期間をどう使うかで人生に大きな影響を及ぼします。
大学生活では学業、部・サークル活動、アルバイトと様々な活動があります。大学生活の中で体調も含めてバランスを考えて様々な活動に従事し、色々な経験を積むことは社会へ出るにあたって重要です。しかし、あえて何もせず頭を空っぽにする時間を過ごすことも同じくらい重要であると思います。時間をマネジメントして余裕のある時間の使い方を考えて学生生活をおくってください。

様々なことに興味を持ち、自発的かつ積極的に、大学生活を“全力”で楽しんでください。そして、そのなかでの遊びや学びを通じて、社会に還元できるような能力を養ってください。私自身まだまだ未成熟ですので、一緒に成長しましょう！

とりあえず今できることを精一杯やりましょう。

大好きな日本語は2つがあります。すなわち、「頑張ります」、「諦めるな」です。人間の一生の中ではいろいろな難関や悩みがありますが、いつでもどこでも頑張る、いつでもどこでも諦めるなという気持ちで挑戦しましょう。

資料を分析し、考えに考えた結果、新しい観点に至り、見えなかったものが、見えるようになる、見え方が変わるという学問の楽しさや、喜びを知ってほしい。知ること、学ぶことも大切ですが、それらはすべて、あなたが自分で考える力を育てるためのものです。

大阪市立大学商学部・経営学研究科は、130年以上の伝統を持つ、ビジネスを科学する知の拠点です。鈴木研究室では、ビジネスの担い手である企業とビジネスの舞台である経済社会（国や地域）の諸問題について、一緒に研究する学生を募集しています。

なんでもいいから、自分が打ち込めるものを見つけて欲しい。なぜなら、打ち込むべきものが見つからないまま日々を過ごしてしまうと、自分の生き方を見つけられないからである。とはいえ、打ち込めるものを見つけるのは容易ではなく、時間をかけて探していくしかない。だから、いろんなことに挑戦してみて欲しい。

社会を生き抜くのに最も重要なものは、コミュニケーション能力です。自分なりの哲学＝世界観をもって世の中を解釈し、自分に最もふさわしい生き方を選択して下さい。そのために、おおいに読書をし、映画を見、友人と語り尽くして下さい。

必要にしばれず、ものごとをじっくり考えることができる貴重な時期です。時間をかけないと読めないような本を幅広く読んだり、旅行でもフィールドワークでも、できるだけ、いろいろな世界に直接触れてみてください。

大学生活が進むにつれて、大抵は人生の選択肢が限定されていくものです。しかし、大学生活の過ごし方次第では、多くの選択肢を確保することもまた可能だと思います。「別の可能性にも開かれた自分の人生」を求めて試行錯誤を重ね、自ら選択の自由度を広げてみてください。そのお手伝いをしながら、私自身も選択肢を増やしてみたいと思います。

人間の成長は学びと挑戦の連続によるものです。大学では色んなこを学び、色んなことに挑戦し、有意義な大学生活を送ってください。

成人したら選挙に行きましょう。

大学四年間は人生で最も有意義に過ごせる時間ではないかと思います。この大事な時期、せっかくの時間を贅沢に使いたいものです。
いたずらに流行を追ったり、物事を「のり」で決めるのでなく、多くの本を読み、真面目な話をして、広い視野と教養を身に付けるようにしてほしいと思います。また実態を知っていると言いたければ、関係する大体の数字をイメージできるようになりましょう。

藤塚研究室では、大都市のなかで衰退する地区の再生方法について考えていきます。実際に現地へ出かけて、その方策を多角的に検討します。

大学の勉強は、当初慣れないうちは難しく感じるかもしれないですが、ほんの少し我慢して慣れてくると、とても楽しいです。
とくに、受け身の勉強ではなく、自分の独自のテーマを持って研究を進め、それを発表するときには、何ともいえないワクワクした気持ちになります。
ぜひ一緒に大学で学びましょう。

青春時代の大切さ、大学時代の大切さは、それを失わないと気づけません。だからこそ、すでにその時代を失い、そしてその時代の大切さを感じている、大学教員をはじめとした多くの「大人たち」に会って、いろいろなことを学んでください。そして、同じ時代を共有している友人たちと、皆さんの目の前にあることに全力に打ち込んでください。目の前に何もないと感じている人は、一生懸命探してください。大阪市立大学には、その何かが間違いなくあるはずです。

大学生の多くは「大学時代に将来の仕事をみつけたい」と言います。しかし実際、世の中にはいろんな仕事があり、自分の適所をみつけるのは、社会に出てしばらくたった30歳前後のような気がします。人との出会い、偶然の重なりのなかで導かれるように自身の役割に気づいていきます。だから、大学時代は人間の幅を広げるような経験を積んでほしい。旅や映画、異世代の方との交流などをとおして多様な価値観に触れ、豊かな感性を育んでください。

商学部で行う「学問」が高校までの「勉強」と決定的に異なる点は、知識に対する働きかけを自ら行わなければならないところにあります。黙って話を聴いているだけでは商学部に来た意味がありません。諸君固有の視点や洞察力や想像力を供給し、知に対して独創的なリアクションを起こしましょう。他人の意見に追従することなく、学問を行うことによって自分自身の意思決定の判断基準を養って下さい。知性のダンディズムをまとった淑女紳士になってほしいと願っています。実りある4年間を思いきり楽しみましょう。

与えられた知識をそのまま鵜呑みにせず、疑問に思ったことはどんどん自分で調べてください。ネットサーフィンだけに頼らず、学情センターの資料検索、図書、論文を活用し、探求する楽しさを知ってください。

公害環境問題を学ぶには、本を読んだり教室で講義を聞いたりすることも必要ですが、それだけでなく、現場に足を運んで関係者から話を聞いたりするのが非常に重要です。一緒に学んでいきましょう。